今日は、久しぶりに師匠のチームのゲームを見学しにいきました。

来てもらってもまだ、やりたいことが全然できていないからな・・・
と言っていましたが、客観的に見ることができ個人的に学びが多かったので、みなさんとシェアしたいと思います。
やりたいこと・やらせたいことをはっきりとする
学校現場では、クラス経営はいわば1つの会社経営だと思っています。(言い過ぎですかね)
担任は1年間をかけて、生徒に何を感じ取ってもらいたいのかを伝え続けます。
あるあるの現象は、ただ何となくクラス運営をしてしまうということです。結局、生徒に一番身につけてもらいたいことがわからないままスタートしてしまうのが一番まずいことだと考えています。(私は、当たり前のことを当たり前にできるようにすることをクラス目標としています。詳細は前ブログにて)
積み上げていかなければ生徒も身につきません。
サッカーだと如実に現象として出ます。
指導者がなにをコンセプトにしてチーム作りをしているのかが、ゲームを見れば一目瞭然です。しかし、多くのチームが「なにをしたいのかがわからない」というゲームになってしまうのです。
多くのチームは意図的にゴール前を崩したいから、「崩し」のためのTRを取り入れます。これがいわば「ポゼッションTR」と言われるグリットを使ってのメニューです。
確かに、グリット内では狭いためスムーズにボールが動くのですが、ゲームになるとボールを蹴り込んでしまって地面の上をボールが走る回数が少なくなってしまうチームがほとんどです。(今日の試合もそうでした)
多くの指導者はここでなぜ、この現象になってしまうのかをかみ砕くことができていないと思います。どうゆうことかというと、「TRの強度を上げる」という方向へベクトルが向いてしまうからです。
では・・・どうすればいいのか・・・
何を伝えれば、解決できるかを考える
サッカーだと「崩し」の現象が出てこないのは多くの要因があると思います。
技術不足・判断力・ポジショニング・・・等
多くの要因の中でも、共通して言えるのは「見ること」「止めること」ができていれば崩せるということです。
カテゴリーが上がれば上がるほど、相手のプレッシャーの質は上がります。しかし、ボール・相手を「見る」ことができていれば焦りは起きません。ボールを「止める」ことができれば、相手も飛び込んできません。
難しいTRを行う前に、基本に立ち戻り「見る」「止める」ことを疎かにしないTRが重要ということです。(大人になっても基本が重要ということですね・・・)
年齢が上がるほど・カテゴリーが上がるほど、基本を疎かにしがちです。今日のゲームを見て、基本が重要であるということを再認識させられました。
師匠は、

ビルドアップとか、ポゼッションとかそういった横文字は必要ない!そもそも「見る」ことができれば取られないんだから。
と言っていました。私も確かに・・・と唸ってしまいました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
やっぱり、応用にいきたくなるのはわかりますが「基本」に立ち戻り、何が重要なのかを考えることがどんなことでも共通しているのではないでしょうか?
私も、もっともっと基本を大事にしなければいけませんね。みなさんの大事にしていることは何ですか?それを相手に伝えるためにどんな工夫をしていますか?是非、いい方法があったら連絡ください。
今日もありがとうございました。
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