今年度ももう少しで終了となりますね。
多くの人は4月から新しい年度となり、新人社員を受け入れるのではないでしょうか。
学校現場も同じで、4月からは、新たな気持ちで取り組んでいかなくてはいけません。
とはいうものの、何をどうすればいいのかわからないですよね・・・笑 特に新任の先生はわからないことだらけだと思います。
今回は、担任の先生がクラス開きをしていく上で私がしくじったなーと思うことと
お!これはなかなか良かったなと思うものを挙げていきたいと思います。
クラス開きって?
そもそもクラス開きとは、担任が1年間生徒へ求めることを伝える大事な時期です。
私はこれは最初の1週間が勝負だと考えています。
私が生徒へ求めるのは、「規律」です。このクラス開きで失敗してしまう先生が多くいると感じています。
では、この規律とは何を求めればいいのでしょう。
規律を求めるべし
それは・・・
挨拶・時間・聞く
この3つのポイントを自分なりの言葉で生徒へ伝えていくことです。
例えば・・・
サッカーの世界では、ランパードがチェルシーを率いていた時に遅刻を厳しく指摘していたそうです。遅刻した選手にはなんと最大280万円の罰金だったそうです。
それだけ、ランパード監督は「時間」が規律を求めていく上で大きな指標になると考えていたのだと思います。
私も新任の時に、

規律を求めなくては・・・この1年間で成長してほしい!!
と意気込み、クラス独自の「ルール」を策定しました。
具体的に言うと、
①提出物の期限が守れなかった場合、地獄の果てまで追い続けます。家に取りに帰らせることもあ り。従わない場合ペナルティあり。
②授業妨害をした者がいた場合、教卓横の特別席に即刻移動。
などなど・・・このようなルールを10個程作りました。
しかし、、、最初の2か月はうまくいきましたが、夏休み前のなると不満に思う者が続出し、改定せざる得ない状況となりました。
この教訓として、
縛りすぎてもダメ。現行の学校の校則の中できっちりやるべし!
やはり学校の校則から逸脱してしまうと、不満に思う者もでてきます。ちゃんとこれを「理由」付けして説明できれば問題ないのですが、、、
校則よりも厳しくしてしまう「理由」はなかなか見つからないのではないかなと思います。汗
まずは、校則を自分なりの言葉で説明できるようになることをおすすめします。
例えば、遅刻がなぜいけないのか?
→あなたが経営者で、遅刻してくる者と30分前にきて授業を受ける準備をしている者だったら、どっちを採用しますか?
という質問を生徒へ投げかけます。多くの者は後者であると答えます。
「遅刻」の話から、「準備」をすることが重要であることを生徒へ伝えるようにしています。
この習慣を高校生のうちに身に着けておくかおかないかで、人からの評価が変わる。
ということを伝えるようにしています。これは大人の社会でも同じだと思います。
この話に自分なりのエピソードを加えられると、より良い話が伝えられると思います。
掃除も担任が一生懸命行う
以前も述べましたが、組織を良くするためには、
場を清め・時を正し・礼に尽くす
この3つがクラス運営をしていく上でも重要な要素となります。
「場を清める」という点から、私は毎日「教壇」を徹底して掃除するようにしています。
正直、教壇を毎日掃除している人は多くはないと思います。ほとんどの先生が気にしないのではないでしょうか。
やっぱり、毎日の授業で教員が1番輝かなくてはいけない場所を気持ちを込めて、綺麗にすることが良い授業への第一歩だと考えています。
私は教壇ですが、各々が拘るポイントは異なると思います。その拘りポイントを子供たちへ伝えていくことが重要なことではないでしょうか。
チャイム着席ができているのか、毎授業確認しにいく
このチャイム着席ができているかできていないかは、子供たちの「内面」がでてきます。
なぜなら、このチャイム着席の中に、
「準備」「時間を守る」「姿勢」
この3つの面を見ることができます。最初の1か月ちゃんとできれば1年間継続してできます。
反面、1か月できなければ1年間厳しいクラス運営となります。
総じて言えるのは、このチャイム着席ができない生徒は、「成績も悪く」「授業態度も悪い」「部活動もパフォーマンスが良くない」者が多いということです。
毎授業はしんどいと思いますが、いける時間は確認しにいくことをおススメします。
まとめ
いかがだったでしょうか。すべてに共通するのはこの規律を求めていくことで、その生徒の人からの評価は確実に良くなるということです。
求めるポイントは人それぞれだと思います。そのポイントを見つけ、拘って子供たちへ伝えていくことが4月からのクラス開きを成功するコツだと思います。
今回は少ししか紹介できませんでしたが、また投稿させていただきます。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
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