今回は、サッカーにフォーカスしてみなさんに私が意識していることをシェアしたいと思います。私は、小中高大、社会人とサッカーをずっとやっていました。(今もチームに所属し、やっております。)
そんな中、プレイヤーから指導者として、選手を指導する機会がありました。指導する立場となり、自分が改めて「どんなことをやっていたっけ?」「どんなことを言われていたっけ?」という壁にぶち当たりました。プレイヤー目線と指導者目線は全然違ったのです。トレーニングも「トレーニングのためのもの」になってしまっている感が否めませんでした。
困っていたところで、出会ったのが前の記事でも登場している「師匠」です。しかもこれといった変わったトレーニングはしません。「対面パス」と「ボール回し」が主です。
これがすごいのが、本当に選手が変化するんです。
今回は「対面パス」をテーマに書かせていただきます。
「準備」
この対面パスがすごいのが、「人間性」がにじみ出てくるところです。対面パスを20分~30分もやっていると「飽き」「ダレ」が出てくるのです。
距離感は2~4m程度の近い距離感で行います。もちろん「準備」をしなくてはいけないので、ステップorプレジャンプでいつボールがきてもいい状態を保ちます。この「準備」がしんどいのです。20分から~30分もステップを踏んでいると、めちゃめちゃ汗をかきます。(経験者でもしんどいです。)
この「しんどい」が「人間性」へも繋がってくるのです。「しんどい」から手を抜く。「きつい」から楽をする。本当にこの「準備」で、色々と見えてきます。
「姿勢」
2~4mの距離感をとったあと、相手に蹴りこむのですが意識することが、
ボールの回転→相手の近くで回転がかかるように。ボールの回転が縦回転になるように。
この距離感で強いパスも織り交ぜながら、交換を行います。トラップの位置はノンステップでボールが蹴りやすい位置に置きます。
例として、ゴルフは構えが重要になります。ゴルフは自分の打ちやすい位置にボールを置き、スイングを行います。サッカーもできればそうしたいですが、「相手」が邪魔をしにくるから思っている位置に止められなくなってしまいます。だから、「姿勢」を意識しなくてはいけないのです。
この「姿勢」は①おへその下(丹念)に力を込めます。これにより、お尻が下がらなくなります。これは、日常生活でも意識した方が姿勢が良くなります。
②胸を張ります。そして、肩甲骨を寄せて、蹴りこみます。慣れない人は右手と左手を水平にして蹴ってみると良いかもしれません。(これがなかなか難しい。)
「構え」
蹴り方は、骨盤からボールを押し込むイメージ。(少し前進する感じ)最初は回転がかからないように。骨盤で押し込むイメージはなかなかつかめないと思うので、腰に手を当てて蹴ってみると良いかもしれません。踵でボールを蹴りだした方が、強くて早いボールがいきます。
そして、コントロールミスをした際は「足から迎えにいく」のではなく、体ごと修正しにいきます。
そして、トラップの感覚ですがこれは人それぞれかもしれませんが、「ボールの点と足の点を合わせて止める」イメージ。(点と点を合わせればボールが止まる感覚を掴む。)
ここで重要になるのが、
止まる定義は、「静止」するということ。逆回転でボールが止まるのは△
「目線」
間接視野を意識して、「見る」という定義を具現化させていきます。
目線を落としたら、相手が飛び込んできてボールを失ってしまいます。
例として、バスケットボールのドリブルはボールを見ますか?レストランの水を飲むとき、グラスを見ながら、口に運びますか?ピアノを弾くとき指を見ますか?サッカーも同様にボールを見る割合を1に対し、周りを見る割合を9にしていくのが理想です。
この「目線」にフォーカスしていくために、
①足裏で止める ②1タッチでやり取りをする。 ③トラップの音(なるべく音がならないように)
ボールを取られてしますのは身体から離れる時だから、このトラップが重要になってきます。
「ターン」
「蹴る」「止める」ができたら、次は「ターン」です。
ターンの時は、
①軸足を抜く。 ②右足と左足がセットで動く(置く位置と蹴る位置)
このターンも180℃ターンをするには、軸足を抜かないと詰まってしまって難しくなります。
まとめ
今回は「2人組のパス交換」にフォーカスして書かせていただきました。このトレーニングだけでも山ほど指導するポイントがあり、言葉に落とし込まなければいけません。このパス交換というトレーニングでも「姿勢・構え・重心」が重要となってきます。選手もこのトレーニングを続けていく事で、「変化」が目に見えてわかってきます。
言葉では伝わりづらかったかもしれませんが、是非実践してみてください。わかりずらい点等あったら、お問い合わせフォームから連絡ください。
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