とある日のホームルーム(以下HR)。50人に近くが1クラスの在籍しており、各担任の先生が朝の連絡事項を伝えます。
担任の先生は、最低でもこの業務をしなければなりません。
しかし、この朝のHRで連絡事項以外の話ができるのが担任の力量だと思います。そこで私が聞いてきて「なるほどー!」と思った話しをシェアさせていただきます。
人の話の聞く姿勢
前回のブログを見てくださった方は「まーた、話の聞き方かよ。」と思うかもしれません。しかし、それだけ重要であるということ同時に、「話しの聞き方」は小学校でも習うことがないのが現状なんです。
ある先生に「HRではどんなことを意識していますか?」と相談をすると、

俺は、1人ひとりと挨拶してるよ。
と答えました。「え?!50人近くの生徒と1人ひとり挨拶をしてるの?そんな時間あるんですか?」と聞き返した。すると、

全員の生徒と目で挨拶するんだよ。俺のHRで目が合わない生徒はいないよ。しかも、全員に話しているけど気持ちは1対1で話しているからね。そのことも伝えるかなー。
なるほど・・・確かに目でも挨拶はできるな。話しを聞いているかも表情で伝わる。これに付け加えて、

やっぱり人が話しをしている時に「◯◯さん!」と言われてアラートになるのではダメだと思うんだよね。常に、自分ごとのように捉えさせなきゃいけない。例え、同級生が話しをするとなっても、聞く姿勢は作らないといけない。担任はこうゆう話しをどれだけできるかだと思うんだよな。
ごもっともです。笑 大人になって「聞く姿勢」なんて言われても「は?」となってしまいますが、こういった話しを聞いている、聞いていないでは雲泥の差だと私は感じます。
時間の重要性
ある朝、遅刻ギリギリに駆け込んできて「セーフ!!」と汗だくで入室。朝のHRの前には10分間の読書の時間があります。ギリギリ入室した生徒は一向に読書を始めません。理由は「暑い」から。実際、この生徒は提出物は遅れる・授業の姿勢は悪い等の私生活にも現象は出ていました。
全体のHRで、

時間を守らない。これが組織・集団の壊れていく1番の原因です。
良い組織にしていくためには、「時を守り・場を清め・礼を正す」この3箇条を意識して積み重ねていくことが、人間性の成長につながります。
この言葉は、教育学者の森信三の言葉です。時間を守る=準備が良いということに繋がります。これは社会人になって、みなさんの会社でも言えることではないでしょうか?やっぱり余裕を持って、早くに来て準備を進めている人は仕事ができる人が多くないでしょうか?私の現場はまさにそうです。また、その人のモチベーションにも直結します。「時間」ということにフォーカスして指導してみると生徒にも伝わっていきやすいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、「人の話しを聞く姿勢」と「時間」という内容でシェアさせていただきました。重複した話しも出てきますが、「当たり前」と思っていることに立ち止まると色々と話しのネタが詰まっているかもしれません。
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