前回は、フットボールの中での大事な要素について書かせていただきました。
「球際・切り替え・運動量」
よりも
「姿勢・視る・置き所」
この3要素の方が、フットボールに於いては極めていかなければならない要素であると感じます。
今回は、前回記事でも述べさせていただいた
「セッション」について書かせていただきます。
セッション
このセッションは、何かというとジャズの用語からきております。
ジャズでのセッションとは、
演奏家が集まって、即興的に合奏、競演を繰り広げてくことです。
これはフットボールとリンクしている内容なのではないかということです。
よく指導者は作戦ボードでマグネットを動かして、選手へ説明していると思います。
最近、私も思うのは、
「果たしてこのボード上で起きる現象は、グラウンドでも起きるのか?相手がうまかったらボード上のことなんてそもそも起きない現象なのでは?」
と思うようになりました。(私自身もともと、ボードでのミーティングは嫌いです笑)
師匠も全く同じことを言っており、
「ボードでの説明だと、時間と空間がズレてしまう。だから、3人でのセッションが重要なんじゃないの。ただ、4人いるとノイズになっちゃうんだよね・・・」
深すぎる話でした。
確かに、3人いれば2人の間を空けるための「幅」ができ、ゲートへボールを通すことができます。TRはこの3人の関係性を深めていくためのものと再認識できました。(ボール回しは重要ですよね)
4人のノイズとは、逆に選択肢が多くなりすぎてしまうとのことでした。
セッションを増やしていくためには、やっぱり選手がTRで
集中→ゾーン状態→フロー状態
に入ることができるかも重要なのだと感じます。
ゲーム以外のTRでは、いかにしゃべることなく集中して取り組めるかがポイントなのかと感じます。
なぜ、しゃべりながらのTRがダメかというと、、、
みなさんも経験があるでしょう、、、スマホでLINEを打っているときに友人に話しかけられたこと・・・あの時ほど、「もうちょっと待って・・・」と思うことはありません笑
あれと同じです。
100%の力で「姿勢・視る・置く」ことに力を注ぎたいのです。
常に、真剣勝負でやるかやられるか位の気持ちが、選手が伸びていくための重要なファクターとなる気がしています。(そのためには、指導者も相当な準備と覚悟が必要)
最後に
いかがだったでしょうか。
セッションを深めていくためのTRであるということ。
もちろん関係性を深めていくためには、技術が必要になります。
「強度」を上回る「技術」がある選手を育成できるように私も頑張ります。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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