リンクとハブ理論

サッカー

日々、私の指導現場では

もっとこうすればよかったな・・・

もっとオーガナイズを気にしなきゃいけなかったな・・・

もっと声かえのタイミングを気にしなければいけなかったな・・・

と反省する日々です。

しかし、毎日の授業も毎日のTRも100点はありません。

今回は、育成の話で面白い話を聞いたので、共有させていただきます。

TIPS

アヤックスのでは育成現場で、

TIPS

を重要視しているということを聞きました。

一体、この言葉は何かと言いますと、

T(テクニック:技術)

I (インテリジェンス:サッカーIQ)

P(パーソナリティー:人格)

S(スピード:速さ)

育成の年代では、T→I→P→Sの順番で指導が進んでいくことを聞きました。

しかし、大人になるとこの順番がなぜか逆になってしまう。。。

結局、スピードが1番重要になって、技術が蔑ろになってしまうのではないかと。。。

しかし・・・

これは、すべてが同時進行で行われることなのではないか・・・

S(速さ)に関しては情報処理の速さ(もちろん肉体的な速さも必要ですが)ではないかと考えました。

また、この考えは円環となっていてスムーズにT→I→P→Sが行えるようになることが選手として成長するために重要になるのではないかと考えています。

いい選手は、自分の良いプレーだったり、

優秀な監督は、印象に残るプレーを覚えていることが多いです。

これを、師匠たちは「履歴」と言っていました。

良い選手は絶対と言っていいほど、「良い履歴」を持っていることが多いとのことでした。

(残念ながら、私は忘れてしまうことが多いです笑)

また、前回記事のセッションにも通じますが、

セッションにリンクできるような、ハブ(コンセントのタコ足みやいな存在)の存在をゲームでどれだけ増やせるかも重要になってきます。(良い選手はリンクマンとなっています)

このハブになれるような、リンクマンは

技術・ゲームを読める・テンポを出せる(距離と時間のデザイン)ような選手でないと務まりません。

チーム全員がリンクマンになれるような、指導を頑張らなければいけません・・・

そのために、日々

勉強→実践→勉強→実践・・・の日々です。

アップデートの仕方は様々ですが、様々な年代を指導することも学びとなります。

最後に

いかがだったでしょうか。

私自身も、師匠たちと話をすると

「あのゲームはこの選手が出てて、こうゆう崩しがあったよな!」

など、さらっと良い履歴の話をします。

私はなかなか覚えられないので、メモメモメモで自分なりの履歴を残してまた、頑張ります!!

今回もご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

コメント

  1. 一流の二流 より:

    いつも多角的なサッカーへの思考とても勉強になります。

    言語化が困難なスポーツや業務の指導において悩んだ際、ブログ拝見してあります。

    ある程度フィールド(現場)の判断に任せなけれいけない状況の時、仮説(仮の基準)を可能な限り持って入場できるように関わっています。

    例え間違えたとしても仮の基準さえあればそこからどのくらいずれたのかという経験にすることができると考えたからです。

    今回記事の「履歴となる」という概念、その経験の蓄積が良いプレーの構成要素になることがよくわかりました。是非活用させて頂きたいと感じました。

    追伸:
    私事ですが先日コメント記載した、サッカーをしている友人と飲み、改めてサッカーの懐の深さを感じる楽しい時間を過ごしました。
    業務多忙かと思いますが活動がんばってください。

    以上

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