人を「見る」仕事に就き、生徒の成長した姿も多く見てきました。学力やスポーツ、私生活等あらゆる場面で感じることがあります。
この「成長」する生徒はある共通点があると感じましたので、みなさんとシェアさせていただきたいと思います。この共通点は大人の私たちにも言えることだと思いますので、是非参考にしていたしていただきたいと思います。
文句を言わない
サッカーの試合の中で、味方とうまく連携が噛み合わない時や、自分のプレーが思うようにいかない時に「むかつく」や「何でだよ」等、感情が表に出してしまい、感情がコントロールできない選手を多く見ます。ましてや、審判に文句を言う行為なんて言語道断です。
最近のプレミアリーグのゲームでも、ファールをされた後のトランジションの遅さで失点する場面を多く見ます。(リバプールはどの選手もほぼノークレームなので、トランジションが早いですよね)多くの選手は、この「ファール」に対してアピール(文句)をすることによってタイムロスが生じ、失点を招いているのです。
自分で責任を取る
20年トットナムvsエバートンのゲームの中で前半終了直後、守護神で主将のロリスはソンフンミンに激昂。1-0で前半を折り返しましたが、終了間際のソンフンミンの守備が中途半端になったことからピンチを招いてしまいました。ロリスはこの「中途半端」な守備に激昂したのです。試合終了後は両選手、握手をして事なきを得ました。
プロのゲームでも些細なところで綻びが出ます。この綻びはチームスポーツや集団、組織の中でのあるあるだと思います。集団の中にこういった人を「怒る」のではなく、リスペクトの気持ちを持った中で指摘しあい、お互いを高め合える集団が「いい組織」といえます。
常に、自分が厳しい環境(組織・チーム・集団)にいることを肝に銘じて、「自分で責任を取る」気持ちで何事も全力で取り組まなくてはいけません。
人のせいにしない
試合に出られない・思ったように仕事がうまくいかない等、自分が想定していることよりも質が低いものになると、「人のせい」にしてしまいがちではないでしょうか?私も、サッカーでの試合では、

パスの出しどころがないよ・・・
と思ってしまうことが多々あります。しかし、これは全て自分のせいなのです。なぜ、自分のせいかというと「準備不足」だからです。
サッカーの局面でいったら、①立つ位置が適切か ②ボールの置く位置が適切か ③周辺の状況を確認できていたか 多くの確認しなければならないことがあるにも関わらず、怠っているからパスの出しどころがなくなるのです。
人のせいにしないためにも、常に「準備」は意識しなければいけませんね。
まとめ
「サッカーが上手くなる3箇条」として書かせていただきましたが、
①文句を言わない
②自分で責任を取る
③人のせいにしない
この3箇条が私が見てきた中でプレイヤーとして大成した選手の特徴です。どれも共通して言えることが「準備」をしっかり行なっていれば、必然的にこの3点はクリアすることができるのではないでしょうか?
今回はメンタル的な所をシェアさせていただきましたが、また技術的な所をみなさんとシェアさせていただければと思います。今回もありがとうございました。
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