授業を構築していく上でのコツ

指導者

ある仕事の帰り道、同僚とこんな話しをしました。

あー今日の授業失敗したな・・・生徒達全然面白くなさそうだったな・・・授業作る上で、気をつけていることってある?

私は、「◯◯◯◯」を増やせるように授業を組み立てるよ。やわ君も聞きたくなる話ってそうゆう人じゃない?

たしかに・・・

多くの人が、こういった「人に聞いてもらうもの」を組み立てていく上で、ぶち当たる壁ではないでしょうか?「つまらなかったらやだな・・・」「ちゃんと聞いてくれるのかな・・・」と不安になると思います。この悩みを相談したところ、ある結論に至りました。この考えは「授業」以外にも、プレゼンテーションや人に何かを聞いてもらって行動してもらう時に重要になることだと思います。是非、参考にしてみていただきたいと思います。

「なるほど」を引き出させる。

みなさんが著名人や、中田敦彦さんのyoutube大学を観たくなるのは、新しいことを知る or 想定外の答えがくることによって心の中で「なるほどー」が増えてくるからではないでしょうか?

やはり、この教育の現場でも生徒は当たり前のことを話しされても、

そんなの知ってるよ!

という反応になってしまいます。少しでも、相手に「なるほどー」と思わせることが重要になります。よくありがちなのが、教科書の内容や、ただただ書いてあることを棒読みしてしまったり、書いてある情報だけを伝えてしまうことです。だからといって、何も情報がない中で、主体的に「学ぶ」かと言われたら、疑問が残ります。

では、どのようにして「なるほどー」を増やせるか。

覚えてもらいたいキーワードから「なんで?」を3つ掘り下げる。

例えば、人間の心臓は「2心房2心室です!」だけでは「知ってるよ!」となってしまいます。

①人間の心臓は何で2心房2心室なの?→

②魚類は1心房1心室。心房は血液を溜める。心室はポンプの役割。陸地に上がると×→(なんで?)

③魚が進化して蛙は陸地に上がる。蛙はエラを失って、肺が必要になった。肺専用の心房が必要となる。全身から戻ってくる心房+肺専用の心房で2心房1心室(両生類)となる。これだと、酸素を取り込むのに効率が悪い→(なんで?)

④新鮮な空気+古い空気が混ざってしまうから。爬虫類となると、新鮮な空気と全身から戻ってきた空気を混ざりにくくするための「心室中隔」ができる。(中途半端)中途半端だと、弊害がある。→(なんで?)

⑤肺へ逆流してしまう恐れがある。哺乳類になるときに、この「心室中隔」が閉じて、2心房2心室となった。

とまあ・・・マニアックな話となってしまいましたが、今回は「なんで?」を5段階掘り下げて、例を書きました。

キーワードとなる言葉を、このように「なんで?」を使って掘り下げて考えていくと、受講側からの「なるほどー」を引き出すことができると思います。

まとめ

話し(授業)を聞きたくなるポイントを書かせていただきました。人に話しをするのはとても難しいことだと思います。なぜなら、説明していることは自分は理解しているからです。この自分が理解していることを、聞いてもらうためには「なるほど」を引き出すことにあります。

ぜひ、プレゼンや授業を作っていくポイントとしてご活用ください。

 

 

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